2021/05/08 01:17
日本人は世界で稀に見るお風呂好きですが、その理由はお風呂の原型である温泉だと言われています。
日本における入浴の歴史は深く、日本三名泉として知られる「道後温泉」「有馬温泉」「別府温泉」は日本書紀や古事記など、古来の文献に登場しています。古来から温泉は”薬湯”としてみなされ、病気の治療を目的とした湯治(とうじ)がよく行われていました。
日本各地の温泉名所を回ると武士や将軍、詩人や学者が訪れた記録をよく見かけるのはそのせいです。それほど温泉には癒しの効果があるのです。
そんな温泉から生まれた日本の入浴文化に、CBD を取り入れてみませんか?
自然と温泉の繋がり
日本には火山が多く、自然の温泉が各地に存在します。
四季のある日本は、自然が季節によって様々な顔を見せてくれます。この自然が魅せる景色は、温泉の醍醐味の一つといえるでしょう。
また、日常生活を離れて自然環境に恵まれた温泉地に行くと、五感に刺激を受けます。
そうすることで脳内のホルモンを調節する内分泌系や呼吸、消化といった生命維持活動をつかさどる自律神経の中枢のスイッチが入ります。これを転地効果と言います。
転地効果によって心身が元気になったり、リラックス効果が得られるのです。
入浴のリラックス効果
ぬるめの温度(37~40℃)の入浴は、気持ちを鎮める働きをするリラックスの自律神経「副交感神経」が優位に立ち、落ち着いた気分になります。 熱めの温度(40~45℃)の入浴は、心臓の動きを活発させるので、体を興奮させる「交感神経」が優位に立ちます。
また湯船に首まで浸かると、体が浮いて自由に動かせるようになります。
その体が軽くなった感覚により筋肉が緩み、脳波が「α 波」のリラックスした状態になりやすいと言われています。
CBD 入浴の恩恵
家庭での入浴も温泉と同様に体の血行を良くするため、シャワーだけで済ませるよりも健康に良いとされています。
しかし、家庭での入浴では水質や環境に違いがあるため、温泉と同じような様々な効果を得ることはできません。
CBD とは、大麻草から抽出されるカンナビノイドの一つである「カンナビジオール(CBD)」のこと。大麻草は昔からヒーリング(治癒)効果のある薬草として扱われてきました。
転地効果で人体により良い効果を発揮する温泉とは切っても切り離せない自然。そんな自然から生まれた大麻由来の CBD には、
こんな効果があると言われています。
• 精神安定化
仕事や家事・育児に追われストレスが溜まっている方には、CBD によって安眠効果とリラックス効果が期待できるとされています。
• 炎症抑制
肌のトラブルを抱える方には、肌の炎症を抑える効果が期待できるとされています。
• 発作抑制
てんかんに対しては、発作を抑える効果があるとされ、各国で多くの研究が行われています。
• 免疫系のバランスを整える
アレルギーやアトピーなど免疫系の病気に対しては、免疫系の暴走を抑制し、症状の改善効果があると言われています。
このように CBD には健康に良い効果がいくつも期待されています。
またリラックス効果によって心身の緊張が緩み、ゆっくりと入浴を楽しむことができるようになるでしょう。
そのため CBD 入浴には、温泉入浴にも似たヒーリング効果が期待できるのです。
CBD 入浴方法
CBD 入浴方法の中で、代表的な二つをご紹介いたします。
【CBD オイル入浴】
CBD オイルをバスタブに数滴混ぜて入浴する方法です。
普段から CBD オイルを使用している方や、CBD 初心者の方でオイルを口に含むことに抵抗がある方などにおすすめ。
全身の毛穴から CBD を吸収する経皮摂取となります。
方法は簡単で、お好みの CBD オイルをバスタブに垂らして混ぜるだけ。可能であれば、液体抽出をしている CBD オイルを使用されることをおすすめします。
CBD が液体抽出(超臨界)されている製品の方が他の液体への溶解度が高いため、お湯によく溶けて肌から CBD が吸収されやすくなるでしょう。
お持ちの CBD オイルの濃度によって入れる滴数も変わってきますので、お好みの摂取量を見つけてみてください。
【CBD バスボム入浴】
様々な CBD ブランドから、CBD が含有されたバスボムが販売されています。
CBD バスボムの平均 CBD 濃度は5%〜10%。CBD バスボムには、CBD だけでなくリラックス効果のある香りや肌保湿成分なども配合されている商品も多く、CBD 初心者の方や女性から人気の経皮摂取方法です。
CBD パッチやCBD パックを代表とする経皮摂取はできるだけ長く肌と CBD が接していた方が、CBD の摂取効率がより良くなると言われています。
しかし長風呂は危険ですので、ご自身の体調をよく観察しながらご入浴ください。